ステイタス
最近、ステータスを履き違えてる人多いなって思う。
私はもともと、差別をすることが嫌いで、皆と対等にありたいと思ってる。友人にどんなカミングアウトをされても、「へぇ、そうなんだね」って普通のリアクションを取ることにしてる。
決して軽んじてる訳ではない。
だけど、最近「差別されること」をステータスに感じる人種がいるらしい。
昨日、唐突に「私、〇〇障害なんだけど」と打ち明けてくれた人がいた。
コミュ障だからっていうのもあるけど、そんなに親しくもない私に話してくれるんだなぁ、と大人しく話を聞いていたら、彼女は訳の分からないことを言った。
「あなたは?何の病気もないの?」
少しマウントを取るような言い方、というか態度というか、どことなく得意気だった。
「花粉症とか鼻炎くらいかな」
「へぇ、そうなんだ!じゃあ薬投与されたり精神科に行ったこともないんだ笑」
ここで気づいた。彼女が本当に精神病を持っていようが、仮病だろうが、彼女は他の人と私は違う、特別なステータスとして病気を見ているのだと。
「そうだね」
「いいね、それが1番だよ。大変だもん、精神病のせいで仕事が他の人より出来なかったり、少し体が弱かったりするから」
「そうなんだ」
ここまで来ると少し同情してしまう。こういうことでしか、自慢げに語れないのかと。