恋文
どうも、今晩は。お元気ですか。
体調を崩されたり、誰かに傷つけられたり、そんな事はないですか。
前と違って、直ぐにお返事が頂けない事に、もどかしさを感じます。
私は、元気ではありません。
決して病でも無く、怪我をした訳でもなく、しかし元気では無いのです。
何故かは分かりません。頗る気分がよろしくないのです。
貴方が遠くなって、1ヶ月程経ちますね。
桜の蕾が、満開となり、散って、今では人々に踏まれています。
雨と混じった桜の花びらが、何とも言えない虚しさを感じさせます。
普段は桜なんて興味もないのですが、どうしてか最近は嫌でも目に入ります。
そう言えば、仲のよろしかったあの御方とはどうでしょうか?
今でも、仲睦まじくしていらっしゃいますか?
私は、それを見ると遠かろうが近かろうが、胃のものが逆流してしまいそうになります。
必死で戻すのですが、それもまた不快です。
でも、そんな事はもうなくなりました。
解決した筈なのですが、吐き気はないのですが、気分は一向に悪いままです。
どうしてなのでしょうか。